アクセス数 1339 このページの最終更新 2013-04-23 (火) 10:16:40
火曜日2限、春学期前半
テーマ | 内容の詳細 | |||
1 | 04/10 | 授業概要、並列処理の基礎概念(背景、依存性、並列度限界) | 並列処理について考える、![]() ![]() | (山内) |
2 | 04/17 | 並列処理アーキテクチャ1(スーパースカラ、VLIW等) | パイプライン・スーパースカラ・VLIW等 | チーム1 |
3 | 04/24 | 並列処理アーキテクチャ2(MP、メモリ共有、メッセージ) | マルチプロセッサ | チーム2 |
4 | 05/01 | 並列プログラミングモデル(pthread, OpenMP, MPI) | 並列プログラミングモデル | チーム1 |
5 | 05/08 | 並列プログラミング実習 | 実習 | (全員) |
6 | 05/15 | アルゴリズムと並列 | アルゴリズムと並列 | チーム2 |
7 | 05/22 | GPGPUと並列、まとめ | GPGPUと並列 | (山内) |
到達目標
本授業では、コンピュータ科学の基礎論として、並列処理のためのコンピュータアーキテクチャ、アルゴリズムを学び、コンピュータ科学の基礎を理解することを到達目標とする。
背景
並列処理技術は、繰り返し注目を浴びているが、十分に実用化されるほど技術的にこなれてもいないし、理解されてもいない。
本授業では、並列処理のための基本的な考え方を復習した上で、実用化されにくい本質的な理由を考え、将来の更なる技術開発の糧とする。
内容
すでにコンピュータアーキテクチャ・プログラミング・アルゴリズム・簡単な並列処理について、履修済みであるとしたうえで、毎回並列処理のさまざまな問題点をテーマとして取り上げ、議論したい。
授業方法
基礎知識は既習であることを前提にして、並列処理が十分に普及していない原因・問題を、皆で議論したい。下記のような議論形態を試す。学生諸子には知識を受け取る態度ではなく、議論への積極的な参加を求めたい。
各回にグループを割り当てるので、そのグループで90分の議論ができるように、事前に材料を準備する。
前の前の週 | 1週間前 | 前の週 | 当日 | 1週間後 |
概略を事前に理解し、 議論のポイントを用意する | 1週間前に山内と 議論のポイントを確認する | 更に議論のポイントを 深めて準備する | 当日議論する | レポートを書く |
また、第4回・5回では並列プログラミングを実習し、問題点を議論する材料とする。
評価
平常の議論40% + 期末レポート60% とする。
参考書
「C/C++プログラマーのためのOpenMP並列プログラミング」(菅原清文著、カットシステム)
「コンピュータアーキテクチャ」 (内田啓一郎、小柳滋著、オーム社)
「並列コンピューティング技法(実践マルチコア/マルチスレッドプログラミング)」 (Clay Breshears (著), 千住治郎(訳) オライリージャパン)
「並列処理技術」 (笠原博徳著、コロナ社)
「OpenMP入門マルチコアCPU時代の並列プログラミング」(北山洋幸著、秀和システム)
山内へのコンタクト
居室: 理4号館5階 4541室
メール: yamanouc (at) is.sci.toho−u.ac.jp
電話: 047-472-1176 内線なら 3602